コンタクトレンズの作り方・特徴
コンタクトレンズを作るには?
コンタクトレンズを作るにあたって眼科受診が必要な理由
- 1.コンタクトレンズは目に接触しているので(しょせんは異物である)、さまざまな合併症が起こりえます。
- 正しい使い方をしなければ失明することもあります。
そのため高度管理医療機器クラスIIIに指定されているのです(心臓のペースメーカーと同じ扱い)。
- 2.コンタクトレンズの屈折度は実際にテストレンズを装着しないとわかりません。
- 自分ではレンズの度数は決められず、環境、年齢によっても屈折度は変化していきます。
初めて購入する際はもちろん、継続して購入する際も、あなたの大切な目のために定期的な眼科受診をお願いいたします。
コンタクトレンズを作る流れ
- STEP1眼科クリニックを受診
- 目の状態を診察し、コンタクトレンズ装用可能か判断いたします。(強度のアレルギー性結膜炎や角膜疾患は装用不可)
- STEP2コンタクトレンズ選定
- 装用可能ならば、テストレンズを実際に装着していただき、度数決定あるいはフィッティングを調べ、コンタクトレンズを選定いたします。
- STEP3コンタクトレンズの購入
- 併設店で購入いただけます。
※処方箋を発行した場合、他店でも購入可能です。
[タイプ別]おすすめのコンタクトレンズの選び方
コンタクトレンズの種類と特徴
コンタクトレンズの種類
- ソフトコンタクトレンズ(SCL)
- 1日タイプ(CLは1回のみ使用 1箱30or32枚入り、90枚or96枚入りもあり)
- 2週間タイプ(同じCLを2週間使用、1箱6枚入り)
- 1カ月タイプ(同じCLを一カ月使用、1箱3枚入り)
- 通年タイプ(同じ1枚のCLを1年使用)
- ハードコンタクトレンズ(HCL)
コンタクトレンズの特徴
ソフトコンタクトレンズ(SCL)
- 2週間タイプおよび1日タイプの特徴
- (長所)
- 装用感が良い
- 運動しても落としにくい
- 度数調整が容易
- お試しレンズが使え、種類変更も簡単にできる
- 強い近視や乱視の人は視力がでにくい
- 円錐角膜など特殊な目の人にはHCLしか使用できない
- HCLに比べたら価格が高くなる
2週間タイプと1日タイプの違い
- 1日タイプは1回使ったら捨てるので、感染症の機会が圧倒的に少ない
- 2週間タイプは手入れをしっかりしないと重篤な感染症を引き起こすことがある
そのため眼科医としては1日タイプを推奨する
ただし毎日使用すると、1日タイプは費用が高くなるので、値段の面では2週間タイプが有利
- 1カ月タイプ
- 酸素透過性の高いレンズもあるが、月の後半に劣化することがあります。
※当店では取り扱いしておりません。
- 1年タイプ
- 同じレンズを1年使用するので、非常に汚れが付きやすい
おためしレンズがないので、お試し使用ができない
また材質も悪い(酸素透過性が低い)ので、あまりおすすめはしていない
ハードコンタクトレンズ(HCL)
(長所)- 同じレンズを3-4年使用可能なので、経済的に良い
- レンズがSCLよりも小さくて動くので、酸素透過性の面で有利
- SCLに比べ汚れがつきにくい
- 強い近視や乱視の人はSCLよりも視力が出やすい
- 円錐角膜など特殊な目の人はHCLでないと視力が出ない
- SCLに比べ装用感が悪い
- 運動する人は落としやすく、紛失したら替えがない
- 使い捨てSCLと違い、度数調整ができない
- 若い頃から長時間使用していると、中年以降に眼瞼下垂(上まぶたが下がってくる状態)が起こる